大きなサイズのヒートシンクが付属しているCPUクーラーは、発熱量の大きい高性能なCPUを搭載したパソコンを冷却するために非常に役立ちます。しかし、大きいCPUクーラーはケースに収めづらく、マザーボードに取り付けるのが難しいことが多いのです。そういった大きめのCPUクーラーを取り付けるには、コツがあります。大型のCPUクーラーは、ヒートシンクとファン、そしてマザーボードとCPUクーラーを接続する役割を持つリテンションキットから成り立っています。
一般的な手順では、マザーボードにCPUクーラーを取り付けてからケースに固定しますが、発想を逆転させて、ケースにマザーボードを固定してからCPUクーラーを取り付ければ良いのです。マザーボードはリテンションキットのみを取り付けた状態でケースに固定し、さらにファンの電源ケーブルを接続します。そしてケースを横に倒してヒートシンクを取り付けてファンを固定すれば、大型のクーラーでもスムーズに装着できるはずです。また、パソコンを使用しているうちに冷却性能が落ちてきて、ファンの掃除をする場合やシリコングリスを塗り直す場合も、マザーボードをケースから取り外す必要はありません。
取り付けた手順を逆にすれば簡単にCPUクーラーのみを取り外すことが出来るのです。現在の高性能なパソコンを冷却するためには大型のCPUクーラーが有効です。必要になったときのために、取り付けるコツを覚えておきましょう。
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